ブログトップ

落語に行ってきました
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
ライフログ
リンク
絶品!キャットフード

検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
愛宕山
毎度ばかばかしい作文でゴキゲンをうかがいます。
にわか落語ファンの、落語にまつわるお話をさせていただくこのコーナー。(コーナー、だったの?)秋風の吹き始めた季節、すでに冬枯れの私のお財布を横目で見ながら、書き進めることにいたします。

先日、ひょいと思い立って、東西落語研鑽会という落語会に行ってまいりました。
パソコンの箱の中には、ミクシという井戸端会議所がありましてね、そのコミュニティーっていう、いわば町内掲示板みたいな場所に、いろんな噺家さんの私製ファンクラブっていうか、恋文公開所があるんですよ。
……って、これはそもそもパソコン持ってる人が読んでるものですから、そんな説明しなくてもググッてもらえばいいですか。いや、それ以前に、そんなのパソコン音痴の私以上にご承知のことと。
でまあ、そこで私はお気に入りの師匠方をチェックしたりしているわけでございますが。
そこで発見しちゃったんですよ。当日券もまず手に入らないだろうという豪華メンバー顔合わせの落語会、場所は有楽町、チケット一枚あまってますのでお譲りしますあります、と。
買うよね、そりゃ、買う。
そもそも、定期的に仕事場のある方は、そこを起点に、移動を前提に、すべての予定が組めるんでしょうが、私のように台所の片隅で原稿書いているような家内制手工業従事者は、まずめったに都心には出ない。だからいくらチケットがあまっていようと、毎回「はいはい、私ソレ行きます」とハイエナのように狙っていくわけには行かないのでございますが、ちょうどその日に限って、ちょっとお仕事の口がかかりまして、銀座に出かけることになっていたんですね。
せっかく都心に出るからには、ただ行ったんじゃあつまらねぇ、帰りに寄席でも…とは思っていたので、落語会、願ったり叶ったり。

さて、その日。
小僧が突然、病院に行かなきゃならなくなりまして、私は朝一で学校に連絡帳を届け、その足で病院に出かけ、二科をはしご。小僧を学校に送り届け、家に戻って相方の昼ごはんを作り、自分の稽古事であるお琴の師匠のところに飛び込みました。出来の悪い弟子にたっぶり稽古をつけてくださる師匠、それですっかりもう時間がなくなって、ええいままよ、そのまま銀座に向かう電車に飛び乗りました。……髪はひっつめで、おたまじゃくしのでかいのみたい。顔はすっぴん、オマケに朝、その辺にひっかかってたアロハを羽織ってる。なんだか、ジャバザハットだったかハットザジャバだったかが、そんな怪獣みたいな自分が電車の窓に映っていました。

一仕事終えて、場所は銀座だ、ここで何とかお召しがえなり、メイクするなり、考えようと思っていたのが、場所だけ確認しとこと思ってついたのが、大型電気屋さんの前。空には呼び込みがピーチクパーチク、その道中の陽気なこと……。
ちょっと流すつもりが、なんとも楽しい大型電気屋さんにはまってしまってさあ大変。気がついたら、落語会の会場時間になっていました。

お察しの通り、落語会では「愛宕山」、小米朝師匠で聞きました。
なんとちりとてちんで有名になった一節、「空にはヒバリがピーチクパーチク」。原作ではヒバリがチュンチュンさえずり」だったそうで。それを渡瀬恒彦さん演じる草若師匠が「ひばりはちゅんちゅん、鳴かんやろ」とのことで、変更されたそうですね。そのとき歴史は動いた。NHK、朝ドラ強し。小米朝師匠、そらもう名人ですからうまいのは当然なんですが、そんな話も織り込みながら、あっという間に客を愛宕山に連れて行き、山いきの一連に、混ぜてくれるわけです。
大阪ミナミの一八と茂八、この太鼓持ち二人が仲良くしくじって、京都で働く。けちなダンナに、愛宕山の参拝に連れてこられてぼやいてばかり。やっと山頂、かわらけ投げをして遊ぶが、ここで旦那が小判をまき始めたからたまらない。

上方落語は、やはり上方の噺家さんで聞かないと。朝ドラでは草若師匠も頑張ってましたけど、やはり本物は違うわ。そしてまた、小米朝師匠は、見目も大変いい男なんですね。昔いい男に噛み付かれてから、いい男がどうも苦手な私としては、テレビで拝見する小米朝師匠に今ひとつ興味を持てなかったんです。枕の、パパが国宝というフリもね、今ひとつ好きになれなくて。
でも、ライブは違いました。うまかったー。いい男かどうか、高座だと顔は関係ないんですね。正蔵師匠も高座に上がっていたせいか、二世ネタもなく、いい感じ。
下げを知ってても、最後まで引き込まれ、笑えました。どんでん返しが入るのも、着地がわからない新作も大好きですがね、熟練の技を見せ付けられて、物語の世界に入り込まされちゃうのが、落語の凄いところですよ。
その日は私も気合十分でしたけど、疲れててついうとうとしちゃった日には、目の前に一大パノラマ江戸絵巻が展開されたりすることもあって、これまた至福の居眠りです。私にとっちゃ、どんなアミューズメントより、落語がいちばんです。

ところで、電気屋さんで電気関係には購買意欲をぐっとこらえた私。小判まくほどはないにしてもさ、これがホントの散財だ、さぞや胸がスッとしてるだろう相方のパソコンがまたしても増えてやがるしね。いつの間にか5台になっていた、備品もざくざく増えているなんてことにも目をつぶって、さ。その分、私が地味ぃぃぃぃに暮らしていけば……って、できるかいっ! 
仕事の日銭も入ったことだし、ここは一杯、やらなくて何の江戸っ子。(埼玉育ち)。久しぶりに落語も聞いたんだ。秋の風情もいいもんだ、まだ満月にゃ間があるが、なんの月見で一杯だね。と、なぜか大型電気店で売ってたお酒を買いましてね、意気揚々と家に帰った。帰って、相方と晩酌だ、ってんで。
相方、ただいま帰りましたよ、いやー、楽しい落語会だった、ライブはいいねぇ。いや、ホント、よかった。今度一緒に行こうよ、まあ今日のところはこれだね、ちょいといい酒を、いい酒を、あらら……。
電車だーっっっっ!電車に、おいてきたぁぁぁぁぁ!
こうしちゃあいられねぇや、寄席に、いやその前に、忘れ物お問い合わせに行ってきます。
[PR]
by u-ko_suzuki | 2008-09-15 17:51