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落語に行ってきました
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野ざらし
毎度ばかばかしい作文をゴキゲンをうかがいます。鈴木ゆう子と申します。落語が大好きで、大好きで、毎日テレビかパソコンから、落語が流れております。以前は、マメに寄席にも行っていたんですが、何しろここんとこ、半端なく忙しいもんで。

……で、買ってしまいましてね。忙しくて寄席にいけない、私のような人にとって垂涎モノの企画。
であごすてぃーに・じゃぱんの。
そうです、落語百選コレクションです。落語解説とDVDがついて、隔週発売。
だって第一話目が、菊之丞師匠なんだも~ん。そりゃあね、買っちゃうよ790円。
絶対ハズレのない噺家さんというのが私の中にはカッチリあるんですが、師匠なんかはもう、確実ですね。入門編によし、通好みによし。
この先出演されるラインナップは最高なんですよね。ただ、問題は、次号から定期購読するとなると、全部集めるのに一体いくらかかるのかってことで。
次からおよそ1500円の、かけることの50巻。10巻だって一万五千円となりゃ、寄席に五回いけるわなあ、その五倍となりゃあ、ちょっとした海外旅行にだって行けちゃうお値段です。お大臣なコレクションです。

以前、ずっと以前ですがね、うちの小僧が人体模型を組み立てる『アーサーが教える体のふしぎ』、アシェット・コレクションズ・ジャパン製にはまりまして。
最初は頭蓋骨だけのアーサー君が、「ボクを組み立ててね!」というヤツでして。
初手には、歯が。それから、脳みそとか目とか、毎月送られてくるわけですよ。
将来医者になってくれたらお安い投資だと思いまして、欲しがるままに、定期購読しました。初回190円でした。でも、あれ、だんだん上がっていくのよ。結局、いくら突っ込んだんだろう……というのは考えないことにしよう。
もちろん、小僧は「ボクは赤ひげ先生になるよ」などという高尚な志を持つことなく、日がな一日サッカーボールを蹴っています。しゃれこうべアーサー、効果ナシ!

しゃれこうべで真っ先に思い出すのは、「野ざらし」でございましょう。
八五郎が問いただすと、ご隠居が話し始めた顛末は、釣りに出かけてみつけた野ざらししゃれこうべ。丁寧に回向したところ、若い女が礼を言いにきたという結構なお話で、それならおいらも、とばかりに八五郎、なれない釣りにでかける。そして、しゃれこうべを釣り……。

なんとも、のどかな時代であります。しゃれこうべが親しみを持って語られるわけで。
いや、うちのアーサーも、立派なしゃれこうべ、脳みそまで詰まっていますがね。回向したら、金髪碧眼のアーサーがお礼にやってくるかもしれません。
回向、してみるか。
いやいや、それは出来ないです。
だって、アーサーが未だにばらばら死体なのは、小僧のせいなんですもん。
組み立てが簡単だった頃のアーサーはよかったんですが、内臓器に入るころに小僧、すっかり飽きちまいましてね。人の作りは意外と複雑だってんですよ。
もう、頚椎を自分で入れられなかった敗北感がね、アーサーへの愛と友情を確実に目減りさせた。 
仕方なく私が組み立てていたんですが、なんだか毎回何千円も払っているのに、片方の鎖骨、とか、右手の骨、とか、脾臓とか、なんというか整合性のないばらばら死体の、ソレもしょぼいパーツが毎回送られてくるわけで、ものすごーく悲しくなりまして。
結局全身の骨格がそろったところで、とりあえずもう結構と打ち切りました。
筋肉スーツを着て完成だったらしいんですが。
書籍もついていましたし、その内容は充実していたんでしょうが、猫に小判、ブタに真珠、小僧にアーサーでございましたね。賢いお子様には無二の親友だったかもしれないアーサー君ですが、我が家ではもてあまし、今も、押入れに静かに横たわっています。
押入れを開けるたびに小学一年生相当の白骨がある図というのもどうよとは思うんですが、透明ビニール袋に包んで捨てる勇気もまだ持てない。
山村にこっそり捨てて、野ざらしの白骨に、警察が動き出してもいけないし。
大腿骨以降の後半部分は、まだ箱に入ったまんまだし!ちゃんと組み立てて供養したいと、これはいつの日にかの夢なんですが。
でも、アーサーの完成形は、筋肉スーツ着たところだったわけで、剥き身の筋肉が夜中お礼に来られたら、ものすごく怖い。

あの手の継続する通販モノには、気をつけなくちゃならないですね。好きな噺家さんの時だけ、買おうと宣言して、やっぱり落語とビールと何とかは生が一番。こうしちゃいられねぇや、寄席に行ってまいります。
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by u-ko_suzuki | 2008-10-13 08:27