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落語に行ってきました
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子はかすがい
毎度ばかばかしい作文でゴキゲンをうかがってまいりましたが、本日が最終回ってぇことになりますか。
どれぐらいの方がご訪問下さったのか存じませんが、ご愛顧ありがとうございました。
光陰矢のごとし、などと申しますと、うちの相方が必ず、肛門屁の出口、などとつなげてまいりまして。
ギャグ系の漫画家と一緒に暮らすってぇのは、なかなか面白いもんがございまして、我が家では子ども達、勉強なんか出来なくても全然かまわないんですが、「笑い」はとらなきゃあ、いけない。
だらだらしゃべるのもダメ、愚痴もおかしくなくちゃダメ、「それで落ちは?」と言われたら負け。
「勉強したの?」と聞かれるほうがずーっとラクです。
と、娘が作文に書いてたらしく、個人面談の時に担任の先生に「これ、ご覧ください」と言われた時には、どうしようかと思いましたよ。いてててて。

そんな娘ですから、慣用句にめっぽう弱い。
「馬の耳に、といえば」
「真珠」
……ピアスかよ。
「あ、ちがう、猫だ、猫に真珠」
ちがう。ブタだ、ブタ。あんまり私にブタブタ言わせるなって。ってなやりとりが日常です。
「子はかすがい、って知ってるかい?」
「子は、カスがいい? バカな子ほどかわいい、ってこと?」
……はい、こんなおバカな娘が、カスみたいな子どもでもですね、いやバカだからこそ、かわいくってしょうがないわけでして。

「子別れ」という演目がございます。
前編、後編に別れていまして、後編だけだと「子はかすがい」と呼ばれたりしています。
酒におぼれた大工の熊五郎、妻と子どもに愛想をつかされ、しかし今じゃあすっかり改心して真面目に働く。ある日、子どもの亀吉に会い、女所帯の辛さを知り、切ない熊五郎。小遣いをやって、ウナギを食べに行く約束をし、そこで元女房と再会し……。

ええ、私は泣き虫ですからね、フランダースの犬でも、アルプスの少女ハイジでも、決め台詞一つですぐに泣けますから、当然、この「子はかすがい」でも、おんおん泣きます。
寄席に行くのは私の息抜き、大いに笑って免疫力を上げて、幸せいっぱいな異空間なんですが、この「泣く」ってのもまた、健康にはいいそうですね。涙に心の中の悪い成分が入り込んで、体からすっかり出ちまうからでしょうかね。
うちはオヤジが無類の酒好き、酒が入るとそりゃあもうロクデナシでした。
九州育ちでしたから、酒はいると、方言しか出なくなって、何言ってるのかわかんなくなる。で、ほどなく、コミュニケーションギャップが原因で、夫婦喧嘩が始まるわけです。
酒さえ入ってなきゃなかなかのイケメン、無口で不器用だけど優しく、そりゃあもう一生懸命仕事をする腕のいい大工でして、若い頃の写真なんか、飾っておきたいぐらいのもんで。
「酒さえ飲まなきゃねぇ……」
というのが、私の母の口癖で。
だから、どうしたってこの噺、亀吉の立場で聞いちまう。
最後にハッピーエンドっていうのがまた、うれしいじゃありませんか。
このハッピーエンドで、泣かされる。フランダース的涙というよりは、アルプス的涙、犬的涙というよりは、ハイジ的涙ってわけですね。……なんだろう、犬的涙って?

そんなオヤジに育てられて、長じて、酒が入るとやっぱり壊れちゃうタイプの相方と結婚したってのは、なんなんでしょうかねぇ。
うちは、幸い喧嘩はしませんがね。私の方が、もっと壊れちゃうからね、酒が入ると。喧嘩になるわけがないっていう、なんともお恥ずかしい理由なんですがね。
さて、その相方も、つい先日、健康上の理由で禁酒しまして、どうも潮目が変わる時だったような気がします。
カム!もまた然り。落語の噺にからめて、鈴木家の恥をさらしてまいりましたが、お楽しみいただけたでしょうか。

しばらくお休みして、様子を見てまた、ちょこちょこ書いていこうかなと思っております。
最後の決め台詞はもちろん、こうしちゃあいられないや、寄席に行ってまいります。
いつの日か、ご一緒しましょう。では、お後がよろしいようで。
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by u-ko_suzuki | 2008-10-27 17:11